血の繋がりがない子供と親子になるためにはどうしたらいいの?
そんな悩みを解決します。
ぎふです。
ぎふのおかんです。
血の繋がりがない子供がいる家庭を世間では〈ステップファミリー〉と呼びます。
ステップファミリーが最も悩むのは、間違いなく血の繋がりがない子供「継子」との関係です。
- 連れ子と仲良くなれない
- 連れ子とどうやって接すれば良いかわからない
- 距離の詰め方がわからない
このような悩みをもっている義父・義母はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身、血の繋がりがない娘と暮らすステップファミリーの大黒柱をやっています。
例に習って、娘と暮らし始めたときは同じように悩み、苦しみました。
それでも今では親子として幸せに暮らせています。
今回は、私自身が実際にやった「娘と親子になるために実践した9つのポイント」をご紹介したいと思います。
この記事で分かることは…
私自身が、どのようなことをして娘と親子になれたかが分かりやすく解説されています。
また、初期・中期・後期編と「子供との関係性のレベル」に合わせて解説しているので、自分がいる段階によって何からするべきかが分かりますよ。
1つずつステップアップして子供と仲良くなりましょう。

連れ子と仲良くなる前に…ステップファミリーの基本・注意点
血の繋がりがない親子がいる家族を、一般的にはステップファミリーといいます。
ステップファミリーにおいて、血の繋がりがない親子のことをそれぞれ以下のように表します。
- 血の繋がりがない子供
└継子(けいし・ままこ) - 血の繋がりがない親
└継親(ままおや・けいしん)
継子と継親は無理に仲良くなる必要はない、というよりは実の親と同じような関係性を目指すのは難しいと言われています。
理由はさまざまですが、あくまで「他人同士の2人」が血の繋がりを感じるような親子にはなれない…といった具合です。
ましてや、「実親」の記憶があればさらに難しくなるでしょう。
なので、「親子にならないといけない」という先入観は捨てて、「親友・きょうだい」のような関係性を目指すのが良いとされています。
その点を理解したうえで、「継子」との距離感を考えながら仲を深めていきましょう。
連れ子と仲良くなるための方法【初期編】

連れ子と仲良くなるための方法〈初級編〉はこの4つです。
- 距離感を考えて接する
- 父親・母親ヅラしない
- 友達感覚で接する
- いきなりパパ・ママと呼ばせない
4つのポイントを意識した時期は、「一緒に暮らす前〜暮らし始め」らへんでした。
赤の他人から「仲のいいお兄ちゃん」的ポジションへ!
距離感を考えて子供と接する
仲良くなるための方法1つ目は、距離感を考えて子供と接することです。
具体的には、いきなり距離感を詰めずに自分は他人だということを忘れないようにしましょう。
子供の警戒心には差があります。
最初から人懐っこい子もいれば、人見知りですぐ親の後ろに隠れちゃう子もいます。
でも、その子との関係性が無い状態で、いきなり人懐っこいかどうかなど分かりませんよね。
そんな状態で馴れ馴れしく話しかけてしまうと子供が不信感を抱いてしまうかもしれません。
- その子がどんな性格の子なのか
- 人見知りはするのか
- 好きなことは何か
ここらへんを事前にパートナー(その子の親)とすり合わせた上で、どう接するか決めたほうがいいですね。
とくに「好きな遊び」を一緒にやると、子供のペースで進められるので、違和感なく距離を縮められます。
とはいえ、基本的に「はじめまして」のときは、慎重に子供と接するようにしましょう。
トランプでもやろうか!
トランプ!好き!
父親・母親ヅラしない
仲良くなるための方法2つ目は、父親・母親ヅラをしないことです。
なぜかというと、子どもに親として認めてもらうにはまだ時期が早いからです。
子供には必ず産みの親がいます。
連れ子と仲良くなりたい人の前に立ちはばかる1番の壁は、本当のパパ・ママの存在。
子供に「前のパパ・ママの記憶」がある場合、比べられるときが必ず訪れるでしょう。
比較されても引けをとらないように、私たち親じゃないほうは子供との信頼関係を構築しないといけません。
とはいえいきなり信頼関係は生まれない。
そんな〈信頼関係がない〉〈本当の親の記憶が残っている〉状態で「今日から私がパパだよ」と言っても子供は認めてくれません。
ですので、信頼関係がない時期は父親・母親ヅラしないようにしましょう。
親の記憶がなかったら…?
我が家の場合、娘には「本当の父親の記憶」が無い状態でした。父親の記憶がない場合、すんなり受け入れてくれる可能性は高いです。
しかし、今まで男の人が家庭環境にいなかった分、接し方に戸惑うかもしれません。パートナーに相談し、どのくらい距離を詰めていいか確認しましょう。
友達感覚で接する
仲良くなるための方法3つ目は、子供と友達感覚で接することです。
なぜなら友達感覚で接すれば、親の次に信頼がおける存在になれるからです。
友達はときに親以上の存在になります。
いきなり親ヅラができない状況で、次に信頼関係が生まれるポジションは「友達」です。
家族よりも気軽に関われる「年上の友達※お兄ちゃん的な」という存在になりましょう。
- 子どもの好きなことで遊ぶ
- できないことを2人でやる
- 2人でママに怒られる
共感することで親近感が湧き、関係性がいっきに深まりますよ。
鶴が折れないよぉ〜。(涙)
よし!一緒にやろう!
いきなりパパ・ママと呼ばせない
仲良くなるための方法4つ目は、いきなりパパ・ママと呼ばせないことです。
なぜなら、子どもにいきなり呼ばせるにはハードルが高すぎるからです。
特に出だしから「新しいパパ」なんて紹介のされ方はNGです。
はじめて会う段階だと、あなたは子供にとって赤の他人でしかありません。
そこで「新しいパパだよ。「パパ」って呼んでね。」と言われても無理があります。
前の親のことを引きずっていたら?
状況はさらに悪く、受け入れてもらえない可能性が高いかもしれません。
なので最初のうちはパパやママと呼ばせずに、ニックネームから入ることをおすすめします。
そのほうが友達感覚で接しやすく、良い距離感を保てますよ。
筆者の場合…
私の場合は、やはりニックネームから呼んでもらうようにしました。例:ぎふちゃん
徐々にニックネームは変化していき、最終的にはパパと呼ばれるようになりました。
〈ぎふちゃん→ぎふピー→パパ〉
子供に紹介してもらうときに、パートナーから「○○※ニックネームって呼んでね。」のような紹介をしてもらうと自分で名乗るよりもすんなり受け入れてもらえます。
連れ子と仲良くなるための方法【中期編】

連れ子と仲良くなれる方法の〈中期編〉は、子供と信頼関係ができ始めている時期向けです。
具体的には、子供が抵抗なく一緒に遊んでくれるようになってきたタイミングかと思います。
- 子供とパートナーとでかけてみる
- 子供と2人時間をつくる
- 学校行事に参加する
〈中期編〉は、親が2人いることを意識してもらうのがポイントです。
子供とパートナーと一緒にでかけてみる
仲良くなるための方法5つ目は、奥さんも含めみんなでお出かけすることです。
なぜなら、家族全員ででかけることで家族体験ができるからです。
片親の子供は、両親がいる家族を見るとこんな感情を抱いてしまいます。
- 親が2人ともいていいなぁ
- なんでうちは1人なんだろう
- 2人いるってどんな感じだろう
もし、両親がいた経験がある子供なら、なおさらこの感情をもってしまいますよね。
一緒にでかけることによって、その悲しい感情を少しでも和らぐことができます。
具体的には「家族になるイメージ」を子供がもてるようになるのが最大のメリットです。
遊園地や広い公園など、子供が喜びそうなところにぜひ一緒にいってみてください。
友達の関係性が親に近づけられるチャンスです。
思い出を残す…
ステップファミリーにおいて「家族の思い出」を残すことは非常に大切。
おすすめはフォトアルバムなどにして「形」に残すことです。
写真を振り返ることで、家族の歴史を振り返ることができるので、初心を忘れることなく家族の絆を深めていけます。
子供と2人時間をつくる
仲良くなるための方法6つ目は、子どもと2人の時間をつくることです。
2人の時間は、家族ではなく親子になるイメージがわきやすいからです。
人がたくさんいるところではなかなか本音を言えないもの。
子供も一緒で、家族全員がいる場だと本心を聞き出すことはかなり難しいです。
しかも家族全員がいる場合、その子にだけ時間を使うことが難しいですよね。
私だけを見てほしい。
そんな感情を抱いてしまい、余計に本音で話すことができなくなってしまいます。
その点、2人の時間は〈1対1〉でその子に向き合うことができるのです。
なので、2人時間つくることは親子の絆を深めるにはとてもオススメな方法です。
勇気を出して2人の時間をつくってみましょう。
学校行事に参加する
仲良くなるための方法7つ目は、学校行事に参加することです。
なぜなら、子供の成長する喜びを知ることで親としての喜びを得られるからです。
行事はもっとも子供の成長が分かります。
運動会や合唱祭、入学式や卒業式と節目節目で子供のイベントごとはたくさんあります。
そのイベントごとは毎年やってくることものが多いので、前回と比べることで、より子供の成長を感じることができるのです。
例えば、運動会だと去年よりも足が早くなっていたり、ダンスがうまくなっていたりと一目瞭然。
私自身、娘が縄跳びを上手に飛べるようになっていて感動しました。
この感動は〈親にならないと分からない感情〉であって、同時に「私が親である」と自覚できた瞬間でもありました。
学校行事は、自分自身が「親」だということを心から実感できるイベントなのです。
日が浅いうちは…?
子供と過ごした期間が短く関係性が薄い場合、学校行事に顔をだすのはまだ早いかもしれません。
関係性がある程度できてる状態なら参加するメリットはあります。
しかし、日が浅いうちはパートナーと子供に確認をとってから決めることをオススメします。
連れ子と仲良くなるための方法【後期編】

連れ子と仲良くなれる方法の〈後期編〉は、子供の将来を考えるためのステップです。
いわば、本当の意味での「親」になるために必要な方法になります。
- パパ・ママと呼んでもらう
- 親としての意見や考え方を言う
優しいだけは卒業する時期です。
「パパ・ママ」と呼んでもらう
仲良くなるための方法8つ目は、勇気を出してパパ・ママと呼んでもらうことです。
パパ。ママと言えるようになったら、さらに親子としての自覚がお互いに芽生えます。
「過ごした時間も長い」そして「1〜7つの方法」もおこなっているのであれば、すでに子供はあなたを受け入れているはずです。
この人がパパ(ママ)なら安心かな。
パパと呼ばれるようになったときの「喜び」「身の引き締まる思い」は未だに忘れません。
そこには「親」として娘に認めらたという喜び、そして「親」として立派に育てないとと誓った瞬間でもありました。
関係性がうまくいっているなら、勇気を出してパパ・ママと呼んでもらいましょう。
もちろん、無理に呼ばせて関係性が崩れるくらいなら、現状維持のほうがいいです。
そこはパートナーと相談しましょう。
一点補足しておくと、ステップファミリーにおいて「継親(子供と血の繋がりがない親)」は本当の親として振る舞う必要はないと言われています。
子供があくまで「パパ・ママ」として認めている場合のみ、「パパ・ママ」と呼んでくれるかを聞いてみてください。
その際は「継親」からではなく「実親(血の繋がている親)」から提案してみましょう。
継親からお願いするのもちょっと変な話。パートナーに協力してもらいしょう。
親といて意見を言う
仲良くなるための方法の最後9つ目は、親としての考えや意見を言うことです。
具体的には、「褒める」「叱る」「諭す」など、親として重要な役割を担うことです。
子どもを正しい方向に導くことが私たち親にとっての責任。
関係性が浅いうちは子供の様子を伺いながら接していましたが、本当の親になるためには「子供を正しい方向に導く」必要があります。
自分の考えや意見をちゃんと言うことで、そのときは煙たがられるかもしれません。
それでも、将来その子にとって〈正しい選択だった〉と思えるように関わることが重要です。
今までは距離感を保ちながらやってきたので、なかなか難しいです。
それでも勇気をもって一歩踏み出せば、本当の意味で「親」という存在になれるかもしれません。
連れ子と仲良くなるには親子で成長することが大事

連れ子と仲良くなるためには、以下の9STEPを1つずつおこなうことがとても重要です。
- 距離感を考えて接する
- 父親・母親ヅラしない
- 友達感覚で接する
- パパ・ママと呼ばせない
- 家族全員でお出かけする
- 子どもと2人時間をつくる
- 学校行事に参加する
- パパ・ママって呼んでもらう
- 親としての考えや意見を言う
がむしゃらに9STEPをおこなうのではなく、〈子供との関係性〉を意識しながら「パートナー」と相談して進めていきましょう。
努力して継子との関係性がよくなると良いですね。
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