ぎふ物語

母を尊敬するまでのお話【親になる責任を見つめなおす】

尊敬できる母親とは?

 

  • 親のもとを離れてまずわかることは?
  • 親の苦労ってなんだろう?
  • 親になって初めてわかることとは?

「親を尊敬できない」

そんな方におすすめの記事です。

 

ぎふ
ぎふ
ぎふ(@gihu2musumeokan)です。

 

良い親、尊敬できる親とは一体どういう人なんでしょうか?

  • 人として素晴らしい
  • 仕事で成功している
  • 家族の時間を大切にする

など、定義はいろいろありますよね。

 

わたしには今年65歳になる母がいます。

わたしは母のことが「大好き」ですし、「尊敬」もしています。

 

そんな大好きな母。

世間一般でいう良い母親ではありませんでした。

 

それでも尊敬できるようになったのには理由があります。

今回はわたしの母のお話です。

 

おかん
おかん
どんな人なの?
ぎふ
ぎふ
優しい人だよ。

おかん
おかん
じゃあなんで良い親じゃなかったの?
ぎふ
ぎふ
少しずつ話していくね。

 

 

運営者プロフィール運営者プロフィール・Twitter(gihu2musumeokan

 

 

私の母親は世間一般から見て「良い母」ではなかった

良い母親を良い母ではなかった母にはわたしを含め3人の子供がいます。

 

父は自営業を営み、家にはあまり帰ってこない人でした。

そのせいか、子供のころの記憶には必ずと言っていいほど母が一緒にいたのです。

 

そんなわたしの母。

世間一般から見て「良い母」ではありませんでした。

  1. なんでも買い与えてくれた
  2. 好きなものを食べさせてくれた
  3. 心配性で過保護だった
  4. 怒るとすぐ手をあげた

基本的に甘やかして育てるスタイル。

そして、感情のコントロールが苦手な母だったのです。

 

①なんでも買い与えてくれた

わたしが小さい頃は専業主婦だった母。

 

欲しいと言ったモノはなんでも買い与えてくれる親でした。

  • おもちゃ
  • 食べ物
  • おかし

これらのモノを我慢した記憶がありません。

 

モノを与えすぎると、大切にできなくなると世間ではよく言います。

しかし、なぜかわかりませんが私はモノを大事にする性格に育ちました。

 

決して裕福ではなかったけど、自らを犠牲にしてモノを与えてくれた母。

そんな背中を見ていたからか、気付くとモノを大切にするようになったのです。

ぎふ
ぎふ
自己犠牲が強すぎて自分を苦しめていた母でした。

 

②好きなものを食べさせてくれた

なんでも買ってくれた母。

わたしが食べたいモノを言うと、必ず食べさせてくれる人でした。

 

わたしは当時、好き嫌いが酷かったです。

  • 野菜

この3つが、なぜか食べられませんでした。

 

唯一食べられたのは、芋類や豆類。

本来であれば、子供の成長のために食べさせなきゃいけない肉、魚、野菜。

 

優しすぎる性格の母は、嫌がるわたしを見たくないがゆえに食べさせませんでした。

おかげで、そのツケは大人になってからでてきます。

 

わたしは免疫力が弱く、2ヶ月に1回は風邪を引く体に育ってしまったのです。

 

「無理やりでも食べさせてくれればよかったのに」と、大人になってから母を恨んだこともありました。

ぎふ
ぎふ
わたし自身も問題なのに、親になる前のわたしは母のせいにしていました。

 

③心配性で、一人で出かけさせてもらえなかった

そんな優しすぎるわたしの母。

優しすぎるがゆえ、心配性でもありました。

 

小学校高学年になっても、1人で遊びに行くのを禁止されるほど過保護。

  • 家から5分でつく友達の家
  • いつも通っている学校に遊びにいく
  • ちかくの駄菓子屋

周りの友達が普通に出かけるところにも、わたしは1人でいくことを禁止されたのです。

 

「行くなら送る」と車をだす母。

 

周りの友達からは、甘やかされすぎじゃない?と言う声もチラホラ。

そのくらい、心配性で過干渉な母でした。

ぎふ
ぎふ
周りの目が痛かったのを今でも覚えています。

 

④怒るとすぐに手を挙げた

そんな過干渉な母は、よく怒る人でした。

 

そして、怒ると我を忘れて手をあげてしまう母でもあったのです。

  • 平手打ち
  • ゲンコツ
  • 濡れタオルでひっぱたく

こんなことは日常茶飯事。

 

あとから母に聞きましたが、叩いてからいつも後悔をして、自分を責めていたそうです。

当時のわたしにとってそんなの関係なく、叩かれて大泣きしていました。

 

そんな記憶が未だに心に染み付いています。

ぎふ
ぎふ
今でも詰め寄られたりするのは苦手です。

 

大人になり、母を尊敬できるようになった

家事に育児に奮闘する母わたしを甘やかし、時には手を出した母。

大切な存在であるとともに、尊敬できる人だったと気付かされました。

 

そう思った理由はこの4つです。

  1. 家を出て「生きる」大変さを知った
  2. 子育ての難しさを知った
  3. 「好き」を仕事にしているから
  4. 母がいなくなると思うと辛かった

わたしが「大人」になり、そして「親」になって初めて気付いたことばかりです。

 

①家を出て生きる大変さを知ったから

20歳で家を出たわたし。

一人でこなす家事の大変さに初めて気付かされました。

 

1人暮らしをして初めてやったこと。

  • 炊事
  • 洗濯
  • 家全体の掃除

この3つの大変さに気付きました。

 

男だったからかもしれませんが、大人になるまでほとんどやりません。ごめんなさい。

自分の分でさえ大変なのに、家族全員分を文句も言わずこなしていた母。

 

自分のことは自分でやらなきゃいけない環境におかれて、初めて大変さに気付いたのです。

ぎふ
ぎふ
そこには無償の愛があると知りました。

 

②親になって子供を育てる難しさを知ったから

自分に子供ができて、初めてわかったこと。

それは、子供を育てるのは思ってるよりずっとずっと難しく責任重大ということです。

 

血の繋がりがない娘と暮らして4年経ち、試行錯誤した結果ようやく親子になれました。

 

簡単にはいかなかった日々をよく思い返すことがあります。

  • 好き嫌いのある娘
  • やらなきゃいけないことを嫌がる娘
  • うまくいかなくて泣きじゃくる娘

こんな娘の姿を見て、子育ては難しいと痛感したのが昨日のようです。

それと同時に、わたしがちゃんと育てなければという責任感をもったのを覚えています。

 

そのとき、「ああ、母も同じ気持ちだったんだ」と気付かされました。

 

母も母なりに、責任感を持ちながらわたしを愛してくれたんだなと。

  • 好きなものだけを食べさせる
  • 過保護になってしまう
  • 怒ると手がでてしまう

こんな行動の一つや二つ、親だったら出てしまうでしょう。

 

親になった今だからこそ、その難しさを知り母を尊敬できるようになったのです。

ぎふ
ぎふ
親の偉大さに気付かせてくれたのは自分の娘でした。

 

③自分の好きを仕事にしているから

母は小さい頃から「花」が大好きでした。

そんな母は、かれこれ40年くらい花屋さんで働いています。

 

失礼かもですが、花屋さんは決して儲かる職業ではありません。

  • 重労働
  • 立ち仕事
  • お給料も高くない

それでも、自分が大好きな「花」を職業に選んだ母。

60歳を超えた今でも、毎日8時間バリバリ働いているのです。

 

母に「仕事のストレスはないの?」と聞くと必ずこう答えます。

 

「1ミリもない。毎日が楽しいよ。」

 

尊敬しかありません。

ぎふ
ぎふ
母を一人の「社会人」として尊敬した瞬間でした。

 

④母がいなくなると思うと辛かった

大切な存在だと気付いた一番の出来事。

それは母の胃に腫瘍があるかもしれないと聞かされたときでした。

 

結論、悪性ではなかったので経過観察で今も薬を飲みながら過ごしています。

とはいえ、腫瘍があると言われたときは頭が真っ白になりました。

 

居ても立っても居られなくなり、仕事を休みすぐに母のもとへ。

  • ご飯が食べられない
  • 痩せ細った体
  • メンタルが落ち込んだ状態

そんな母の姿を見て、涙が止まらなかったのを今でも鮮明に覚えています。

そのとき、母がいなくなることがこんなにも辛いことなんだと気付かされました。

 

苦労しながらも育ててくれた母。

 

その思い出が溢れ出して、母を大切な存在と気づかせたのです。

ぎふ
ぎふ
失いかけて初めて知った大切さでした。

 

まとめ:大人になって初めて気づく「親の偉大さ」

好きな仕事で生きている母わたしの母はこんな人でした。

  • 子供に好きな食べ物ばかり与える
  • 過保護
  • 怒ると手を出してしまう

世間一般でいう良い親ではありません。

 

ただ、大人になって気付いたこと。

それはこの3つでした。

  • 家族全員の家事はホントに大変
  • 親になるのは自分が思うより難しい
  • 好きを仕事にすることはかっこいい

もちろん、やり方が正しかったとは今でも思いません。

 

ご飯はしっかり食べさせないとだし、手を出すなんて絶対ダメです。

  • 愛情をもって育てる
  • 正しい知識をもって育てる

この2つを意識して子育てをしなければ、将来子供が苦労します。

 

それでも、もがきながら自分なりに愛情を注いでくれた母。

それを知った今、母には感謝の言葉しか見つかりません。

 

先日、母の職場にお邪魔したとき、こんなものを見せてもらいました。

母の畑画像

 

「わたしが育ててる畑だよ。」

 

花屋さんで自分の土地をもらい、野菜を育てているそうです。

そのときの母の表情は、自信と喜びに満ち溢れていました。

 

わたしも母のような自信に満ち溢れた大人になりたい、愛情をもった親になりたい。

 

今ではそう思います。

 

※追記

先日、母と電話したときの一コマ。

 

ぎふ「おれ、副業(ブログ)はじめたんだ。」

母「副業!?騙されてないでしょうね!?」

 

今でも心配性は治ってないみたいです。(笑)

 

おしまい。

 

 

にほんブログ村 家族ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村