ぎふ物語

母への手紙〜義父と娘と頻繁におかん第9話〜

義父と娘と頻繁におかん9話

ぎふ

ぎふ(@gihu2musumeokan)です。

私は、血のつながりがない娘と奥さんと暮らすごくごく普通のパパです。

赤の他人だった私たちが家族になっていく姿を描いた物語「義父物語」。

ぎふ物語第9話は、母への手紙です。

お察しの通り「記事」ではありません。(笑)

ぎふ

すみません。

先日盲腸になり、人は元気でないと何もできないんだなと痛感しました。

関連記事:【体験談】パパが盲腸に…入院中に覚悟しておくこと

できることはできるうちにと思ったときに、真っ先に思ったこと。それは「母への感謝」をメッセージとして残事でした。

いつか直接伝えたいなと思いつつ、ぎふ物語の一部として書かせていただきます。

ぎふ

大切な人に思いを伝えるいいきっかけになると嬉しいです。

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拝啓「お母さん」

拝啓「お母さん」

お元気ですか?


私は先月「盲腸」の手術をしましたがすこぶる元気です。

改まってなんですが、今までお世話になったお母さんに感謝の気持ちをメッセージにまとめてきました。

今回なぜこのような形でメッセージを伝えたかというと、自分が病気になり、体にメスをいれたとき「あ、人って健康でいなきゃやりたいこともできないんだ」と強く感じたからです。

私の今1番やりたいこと、それは「お母さんへの感謝」を伝えることです。

なぜメッセージなのか

なぜメッセージという形で感謝の気持ちを伝えるのかというと、今私たちが置かれてる境遇が原因です。

本来であれば、結婚式の披露宴などで号泣しながら伝えたいところ(笑)、家庭を持ち優先すべきはそこじゃないと思いました。

それでも、ふとあなたの顔を思い出すたびに感謝の気持ちが溢れてきてしまい、どうにか伝えたいとこの形をとりました。

親孝行できずごめんなさい。

感謝したいこと

感謝したいことはたくさんあります。その中でも特に伝えたいことはこの4つです。

  • 3きょうだいにしてくれてたこと
  • 自分より子供を優先にしてくれたこと
  • いつも私のそばにいてくれたこと
  • 元気に働いてくれてること

少しだけお時間をください。

3きょうだいにしてくれたこと

私に姉を2人もくれて本当にありがとう。

小さい頃は、姉2人に逆らえず怒鳴られてしまい「なんで…」って不満に思うことも多かったです。

でも大人になってからきょうだい仲良く過ごせているのは、お母さんが愛情を持って家族を作ってくれたから。

お陰で私たちきょうだいは、血の繋がった家族として自然と愛情を注げるような関係性になりました。

覚えていますか?

お父さんが失踪していなくなったとき、私たちきょうだいが協力して探したことを。

あの深刻な状況で協力し合えたのは、お母さんがいつも自らの行動で「家族は大事なもの」と教えてくれていたからです。

私にとっては、全然帰ってこなくてお母さんに負担をかけてる父親でした。

それでも自然と「大切な家族だからいなくなると寂しい」と思ったのは、お母さんの背中を見て育ってきたからです。

それ以来、今でも困ったらきょうだいで話し合い、助け合い、心を支えあっています。

きょうだい3人を産んでくれてありがとう。

自分より子供を優先してくれたこと

自分の欲しいものや体より、いつも子供のことを最優先に考えていましたね。

そのおかけで、私は「人に奉仕する心」が備わった気がします。

今思い返すと、お母さんが娯楽で物を買う姿を今までほとんど見たことがありません。

お母さんが「これ食べたい」と言ってご飯を食べに行った記憶がありません。

いつもあなたは、

  • おもちゃ買いに行こうか
  • 何が食べたい?

そうやって私たち家族を優先してくれてましたね。

今、親になってその気持ちがわかった気がします。そして、とてもじゃないけど同じことはできないなと感じています。

でも少しだけ、

  • 人に優しくなりたい
  • 大切な人を幸せにしたい

そう思えるようになったのは、お母さんが身を挺して私たち家族に奉仕してくれたからです。

本当にありがとう。

いつもそばにいてくれたこと

私が寂しいとき、いつもそばにいてくれたのはお母さんでした。

  • 体育祭
  • 文化祭
  • 少年野球
  • 部活

私のことを見守ってくれていたのはお父さんではなくいつもお母さんでしたね。

思春期だった頃はちょっと恥ずかしかったから、あまり表情には出せなかったけど本当はとても嬉しかったです。

聞こえてくるあなたの声援に、どれだけ助けられたか。

覚えてますか?

私が幼稚園に入園した初日。不安で大泣きして教室の入り口からずっとお母さんを見ていたことを。

そのときから、私にとってあなたはかけがえのない存在でした。

覚えてますか?

高校の部活帰りに、駅前にある「さぼてん」で、いつもトンカツを買って帰ってくれたことを。

あのトンカツの匂いのおかげで、今でも私は「さぼてん」のトンカツが大好きです。

覚えてますか?

私が3年付き合っていた恋人との別れを報告したときのことを。

家族ぐるみの付き合いだったからちゃんと報告しなきゃと伝えたとき、私は涙が溢れてしまいましたね。

そんなときに「なんでお前がフラれなきゃならないんだろね」と一緒に泣いてくれたこと。今でも忘れません。

覚えてますか?

私が精神的に病んで仕事にいけなくなったとき、ふとあなたに電話したら「元気ないけどどしたの?」と気付いてくれましたね。

その瞬間、緊張の糸が解けて大泣きする私に「無理しないで、体が一番大事だよ」って言ってくれたことを。

私が頑張りたい時、苦しい時、辛い時、いつもそばにいてくれたのはお母さんでした。

本当にありがとう。

元気に仕事してくれてありがとう

お母さんも早いもので、今年でもう65歳になりますね。

私は、自分の大好きなことを仕事にしているお母さんを尊敬しています。

お母さんは私が物心ついたころからスーパーに隣接する花屋さんで働いていましたね。

覚えてますか?

私がよく花屋さんに遊びに行って、デスクの前でお菓子を食べてたこと。

お客さんに接客するあなたが、家にいる時の母親の姿と全然違って、いつもよりもかっこよく見えました。

プロフェッショナルとはこういうことかと幼いながらも学んだ気がします。

覚えてますか?

わたしが花屋に隣接するスーパーでアルバイトを始めたことを。(笑)


仕事帰りに私のレジに必ず並んでくるあなたを見て、恥ずかしながら少し心が休まっていました。

高校時代はなかなか一緒にいられなかったから、あの瞬間が少しだけ嬉しかったです。

覚えてますか?

あなたが「胃がんかもしれない」と病院にいったときのことを。

姉から「お母さんの様子がおかしい」と聞き、すぐに私は電話しましたね。

「なんだか体が痩せちゃってねぇ」

その言葉を聞いた瞬間、私は仕事を休んですぐにあなたの元にかけつけましたね。

痩せ細った姿を見たときに、涙が止まりませんでした。

結果的に悪性じゃなかったから本当によかったけど、それ以来わたしの口癖は、

「無理しないでね、体が一番大事だよ」

になりました。どっかの誰かさんと似てますよね。(笑)

今でも元気に働いてくれてありがとう。無理だけはしないでね。

最後に:いつまでも元気でいてほしい

わたしにとってあなたは自慢の母親です。

そんなあなたもすっかりおばあちゃんになったので、私は正直心配しています。

ずっと元気でいてほしい。


もっと美味しい物を食べてほしい。

もっとたくさん旅行にいってほしい。

今の旦那さんとずっと仲良くいてほしい。

本当はもっと休んでほしい。

そんな願いを持ちつつも、少しでも心配をかけないように、今を一生懸命生きたいなと思います。

だからお母さんも、今まで通り元気にバリバリ長生きしてください。

心から願ってます。

あ、でも一言だけ。

「無理だけはしないでね。体が一番だから」

あとがき:人は突然なくなる

大切な人へ伝えたいことは、伝えられるうちに伝えてしまった方がいいです。

人はいつこの世を去ってしまうかなんて誰にもわかりません。

実は先日、前職で一緒に働いていた方が71歳で感染症により亡くなってしまいました。

去年までとても元気に働いていたのに。

そして、わたしの姉が子宮に腫瘍があるらしく、10月末に手術することが決まりました。

命に関わるような手術ではないみたいですが、まだ腫瘍自体がどういうものなのかは分からないみたいです。

私自身、入院がきっかけで「命って永遠じゃないんだ」と気付かされました。

  • 大切な人に会えてない
  • 伝えたいことを後回しにしている
  • 喧嘩別れをしている

そんな方は、少し勇気を出してその人に会いにいってもいいのではと思います。

後悔しないようにしてほしい。

私も母への感謝を早く伝えられるように、機会を作りたいなと思います。

どうか、大切な人に伝えられますように。

おしまい

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