ぎふ物語

ありがとうとごめんねが言えない娘〜義父と娘と頻繁におかん第10話〜

義父と娘と頻繁におかん10話

自分の子供が「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えなくて悩んでいる

そんな方におすすめな記事です。

ぎふ

ぎふ(@gihu2musumeokan)です。

私は、血の繋がりがない娘と奥さんと3人で暮らすごくごく普通のパパです。

赤の他人だった私たちが家族になっていく姿を描いた「ぎふ(義父)物語」。

ぎふ物語第10話は、娘が「ありがとうとごめんね」を言えるようになるまでのお話です。

ぎふ

怒涛の2年間…。

おかん

ほんとに苦労したね。

ありがとうやごめんねが言えない子供ってたくさんいますよね。

世間では「大人になってから苦労するからありがとうとごめんねは言えるように!」ってよく言われます。

例外なく我が子もその2つのワードが言えないタイプの子でした。

ぎふ

そんな我が子が言えるようになるまでのお話だよ。

おかん

最後まで読んでくれると嬉しいです。

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娘と暮らして1年、あることに気付く

奥さんと娘と一緒に暮らすようになり1年ほどが過ぎたある日でした。

それは娘の6歳の誕生日、あるプレゼントをサプライズで渡したとき。

ぎふ

はい、誕生日おめでとう!

わぁ!!

ぎふ

(喜んでる喜んでる…)

ガサガサ…ニヤっ(無言)

ぎふ

…ん?あ…れ?ありがとうがない?

「プレゼントありがとう!大事にするね、大好き!」くらい期待していた私(期待しすぎ)は、このときようやく気付いたのです。

ぎふ

我が子、ありがとう言えない子だ…!!!!

おかん

そしてごめんねも言えない。

言えない理由を考えてみる

じゃあ、どうして娘はありがとうとごめんねが言えないのだろうと夫婦で考えました。

そもそも娘の性格は「負けず嫌い」で「プライド」が高めなのです。

ぎふ

完全に奥さんの性格が遺伝してます。(笑)

おかん

自己肯定感高いけど、我も強い。(苦笑)

ちなみに5歳〜12歳頃までは「学童期」といって、協議性が身につき罪悪感などを持ち始める時期らしいです。

感情が育まれる時期なので、ありがとうやごめんねという気持ちは生まれるはずでした。

ただ、絶賛感情育み途中なので「気持ちはあってもどう表現していいのか分からない」のでは?と思ったのです。

そしてでた結論はこれでした。

  1. 言うことが負けと思ってる
  2. 表現方法が分からない

ぎふ

負けってなんやねん…。

言うことが負けと思っている

プライド高めな娘は「ごめんね」を言うことが負けに繋がると思っているのでは?と考えました。

具体的には、うまくできない自分に対しての劣等感からくるものです。

ここで謝ったら自分が出来てないと思われる…。

負けず嫌いな娘は、そんな劣等感から謝ることを拒むのかなぁと考えました。

ぎふ

そもそも負けじゃないのに。

おかん

気持ちは分かるけどね。

表現方法が分からない

次に、「嬉しい」や「申し訳ない」という感情をどうやって表現すれば良いのかが分からないのでは?と考えました。

嬉しいことをされた=感謝する
いけないことをした=謝る

行動に対してどのように表現するのが良いのかがわからないのでは…?と思ったのです。

ぎふ

これは訓練が必要だね。

おかん

一肌脱ぐか。

言えるまでの4STEP

「言うことを負け」と思い「表現方法がわからない」娘を変えるために、私たちがおこなった対策はこの4STEPでした。

  1. 言う意味を伝える
  2. 夫婦でお手本を見せまくる
  3. 娘と一緒に言う
  4. 表情で感情を表現する
ぎふ

順番に見ていきます。

言う意味を考える

娘に常日頃から感謝することや謝ることの意味を伝えて一緒に考えるようにしました。

意味を知らなければただ言わされてるだけになり、自ら言うことができないと思ったからです。

ぎふ

なぁ娘よ。なんでありがとうって言うと良いのか知ってるかい?

んー。知らん。

ぎふ

(´⊆`;)

そんな状態の娘でしたが、なるべくシンプルに意味が伝わるように意識しました。

【ありがとうの場合】

  • 嬉しい気持ちを伝えると相手は喜ぶ
  • 喜ぶ姿は見ると気持ちがいい

【ごめんねの場合】

  • 謝ると申し訳ない気持ちが伝わる
  • そのあとも友達と仲良しでいられる
  • そもそも言うことは負けじゃない

とにかく気持ちを言葉で伝える大切さを何度も何度も伝えました。

ぎふ

なんとなく分かってきた?

んー、なんとなく。

夫婦でお手本を言いまくる

次に、夫婦でありがとうやごめんねを言いまくりお手本を見せるようにしました。

表現方法が分からないのであれば、親がお手本を見せてあげれば良いと思ったからです。

ぎふ

毎日お弁当つくってくれてありがとう!!

おかん

毎日家族のためにお仕事ありがとう!!

じー…。

ぎふ

あ、お茶こぼしちゃった!!ごめんね!!

おかん

いいよ!

じー…。

こんな感じで、どういうときに感謝や謝罪をするのかを行動で見せるようにしました。

子供は大人のマネをしたがる習性があるので、あわよくば…と願いつつ…。

おかん

てか大人がお茶こぼすなし。

ぎふ

ごめんなさい…。

娘と一緒に言う

3つ目に意識したことは、ありがとうとごめんねを一緒に言ってあげることでした。

言うのが「恥ずかしい」とか「負け」と思っているなら、その感情を共感してあげようという考えです。

ぎふ

ほら、一緒に言おうか。せーのっ

……。

ぎふ

言わんのかい。

もちろんすぐにはうまくいかなかったので、言えないときは無理に言わせませんでした。

ぎふ

ごめんねって気持ちはあったんだもんね。

コクっ(うなずく)

気持ちを持っていれば大丈夫、次は言えるようになると信じて何度も何度も繰り返しやっていきました。

ぎふ

継続すれば意味があるはず!!

おかん

忍耐忍耐…!!

表情で感情を表現する

4つ目に意識したことは、嬉しい気持ちや悲しい気持ちを表情で表現することでした。

意図としては「ありがとう」や「ごめんね」をどの場面で使えば良いか理解してもらうためです。

手紙書いたよ。

ぎふ

うわ!ありがとうーーー!!!

ドカっ!(間違ってママを蹴る)

おかん

うう…。

こんな感じでちょっとオーバーに喜んでみたり悲しい表情をしてみました。

  • 表情によってどういう感情かわかる
  • 伝えると相手がどういう感情になるか分かる

そんなことを期待しつつ、できる限りは感情で表現するよう心がけたのです。

ぎふ

とくに大げさに喜ぶのはおすすめだよね。

おかん

やっぱ喜びの感情を強く育てたかった。

娘が少しずつ変化していった

こんな感じで4つのSTEPを続けていくと、娘にもある変化が起きてきました。

  1. 一緒に言ってくれるようになった
  2. 気持ちを手紙で伝えてくれるようになった

ぎふ

ちょっとした変化が嬉しかった。

一緒に言ってくれるようになった

最初の頃は「一緒に言おうとか」と言っても言えなかった娘。

次第に「ありがとう」や「ごめんね」が一緒になら言えるようになったのです。

ぎふ

よし、じゃあママにお礼言おうか!せーの

ありがとう、ママ!

とか、

ぎふ

あちゃー、ママに一緒に謝ろう。セーの、

ごめんなさい…。

こんな感じで、促せば抵抗なく言える機会が格段に増えていったのです。

また、「〜してもらってよかったね」というと自然に「ありがとう」と言えるようにもなりました。

ぎふ

おもちゃ買ってもらえて良かったね。

うん、ママありがとう!

このとき、嬉しいという感情が感謝に結びつき表現できたんだととても感動したのを覚えています。

ぎふ

全く言えなかったのが嘘のよう。

おかん

ほんとに嬉しかったよね。

気持ちを手紙で伝えてくれるようになった

娘は自分自身の感情を手紙というカタチで表現してくれるようになりました。

ぎふ

ママ怒っちゃったね。

うん…。

ぎふ

どうする?一緒にごめんなさいする?

…手紙でもいい?(涙)

今まで一緒に言うことでやっと謝れていた娘ですが、これが自ら1人で謝ろうとしたはじめての出来事でした。

手紙を渡して、罪悪感や開放感からか大泣きする娘の姿。それを見て私の涙腺も危うく崩壊するところだったのは内緒です。(笑)

ぎふ

確実に成長してる。

おかん

嬉しいことだよね。

取り組みを始めて2年の月日が経ち…

ありがとうとごめんねが言えないと気付いてから2年間の月日が経った頃。

ふと机の上に置いてあった用紙を覗いてみると、教頭先生に宛てたこんな手紙を見つけました。

お得意のお手紙です。(笑)

他校に異動してしまう教頭先生に、こんなものも書けるようになったのです。

そして、さまざまなシーンでもありがとうやごめんねが言えるようになった娘。

もちろん、言えないときや人によってはまだ恥ずかしがってしまうこともあります。

それでもはじめの頃から考えると、その成長ぶりに感動すら覚えました。

ぎふ

手紙を見ると、3人の努力が報われた気がするよね。

おかん

うん。本当に良かったよね。

義父として出来ること

私は娘と血の繋がりがなく、一緒にいる期間も浅いのでまだまだ半人前です。

それでも、親になったからには最大限できることはやろうと心に決めています。

それが今回の「ありがとう」と「ごめんね」を言えるようになるために努力した2年間だと思っています。

ぎふ

親として自分なりに出来ることをただやるだけです。

先日、奥さんのお母さんから大変嬉しい言葉をいただきました。

「最近、娘ちゃんがありがとうとかごめんね言えるようになったのよ。」

「ぎふちゃんと一緒になって変わったよね。」

私たち親がいないところでもちゃんと言えてるんだと知れたこの出来事。

私が義父として存在意義があるんだと認められた瞬間でもありました。

3人4脚で感謝の気持ちを伝えること、そして相手を気遣い謝ることを目標に頑張ってきた日々。

そして、その努力が結果として娘と私たちを成長させてくれました。

私の存在意義を見出してくれたのは紛れもない我が子、娘です。

そんな娘に送りたい言葉はただ一つ。

「ありがとう」

おしまい。

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