- 子供を叱るときに優しくしたい
- ちょっとしたことで強く怒らないようにしたい
- 叱ったあとに後悔したくない
そんな方におすすめな記事です。
「もっと優しくすればよかった」
「なんであんな強く言っちゃったんだろう」
子供を叱ったあとに、こんな後悔をしたことはありませんか?
私たち親は「子供をちゃんとした大人に育てないといけない」という使命感から、子供を叱る機会が多いですよね。
しかし、ついカっとなると強く叱ってしまい、子供が大泣き。
子供が寝静まったあとやいないときに「あのとき強く言い過ぎたな…」と思い出し、後悔することがほとんどだと思います。
親だって人間。うまくいかないときだってあるし、ときには子供に冷たくしてしまうこともあります。
そんなときに大切なのは『子供に優しくなれる方法』を知ることです。
「考え方」「行動」「伝え方」を変えるだけで、子供を頭ごなしに叱ることが減り、後悔することも少なくなります。
逆に、このまま頭ごなしに叱り続けると、
- 子供が委縮してしまい子供の将来に悪影響…
- エスカレートして子供に手を挙げてしまうかも…
そんなことをしたら親子関係が崩れてしまいます。
そうならないためにも『子供に優しくなれる方法』を知って、「子供の将来」を考えながら「自分の理想の親」に近づけていきましょう。
- 子供に優しくなれる6つの方法
- 優しくなるために大切なこと
- 優しくなってからの親子の変化
- 優しくなれるおすすめ書籍
わたしたちの体験談をもとにお話します。
考え方を変えて子供に優しくなったお話です。
優しくなるために大切なのは自尊心を傷つけないこと
子供に優しくなるためには、子供の自尊心を傷つけない接し方がとても大切です。
自尊心を傷つけると、子供の自己肯定感が下がってしまい将来自信が持てなくなってしまうからです。
自分の存在を自分自身で認められる感情のこと。
私たち親が、自分の子供に優しくなりたい理由はたくさんあります。
- 純粋に怒ってる自分が嫌になる
- 怒ったあと子供が可哀想になる
- 怒りすぎるとなんとなく子供に悪影響だと思う
そう分かっているからこそ、優しくなれなくて苦しんでいるかと思います。
そこで重要なのが、「考え方」「行動」「発言」を意識的に変えることでした。
意識して実際におこなったことが『優しくなれる方法』でした。
子供に優しくなれる6つの方法
子供に優しくなるためには、「考え方」「行動」「発言」を意識的に変えることが重要です。
具体的には、以下の6つの方法を意識して接することで優しくなれました。
- 大人基準で考えない
- 怒りそうなときは6秒待つ
- 気持ちに共感する
- 叱る理由を明確に伝える
- 「また・いつか」を使わない
- 1人時間をつくる
大人基準で考えない
私たちが実践した1つ目の方法は、大人基準で物事を考えないことでした。
なぜなら、大人は自分ができることは子供もできると思いがちだからです。
親は、自分が子供だった頃の記憶を思い出しながら子育てをすることがあります。
娘、もう小3だからお風呂は1人でいいよね?
そうだね。わたしが小さいころはもう1人だったし。
このように、自分の記憶や偏見で、子供もできると決めつけてしまいがちです。
大前提として子供が1人でお風呂に入れるようになるのは、子供によってそれぞれ。
それを知らずに親の基準で「1人で入らないとダメ」と怒ってしまうのはNGです。
その行動や言動こそが、子供の自尊心を傷つけてしまうかもしれません。
- 決めつけて言わない
- 正しい知識を調べる
- 成長スピードは子供によって違う
この3つをちゃんと意識して正しい基準で、子供と接するようにしました。
ネットで調べれば情報はたくさんできました。自分の思い込みを捨てて子供に正しく接するようにしました。
怒りそうなときは6秒待つ
私たちが実践した2つ目の方法は、怒りそうなときは6秒待つことです。
これは、自分自身が冷静になって子供を威圧しないようにするためです。
人は怒ると頭に血が昇ってしまい、冷静に物事を捉えられなくなります。
こら!なんで片付けしないの!
ビクッ!!!…泣
冷静ではない状態だと、イライラが募りむやみに怒鳴ってしまうこともあります。
怒鳴ってしまうと、子どもは恐怖から萎縮して余計に泣いてしまうのです。
本来であれば、やらなかった理由を聞き出したいのに、泣いてる状態たと子供の本心を聞き出すことはできません。
なので、今にも自分が怒りそうなときは6秒何も言わずに黙ってみることにしました。
こら…(まてまて、一旦落ち着こう。1…2…3…)
この行為は、アンガーマネジメントといいビジネスの場でも活用されています。
自分が冷静になってから、子供とコミュニケーションを取ることを意識したのです。
そうすれば、子供の本心を知ることができるはずと思いました。
6秒で足りないときは、トイレなどにいって子供と一定の距離を保つのも大事。
とにかく娘に感情をぶつけないよう冷静になることを意識しました。
気持ちに共感する
私たちが実践した3つ目の方法は、子供の気持ちに共感することです。
共感することで、子供の気持ちを落ち着かせることができるからです。
例えば、子供が寝る前にアイスを食べたがったら決まって「ダメ」と言いがち。
そうすると、子供は「イヤ」だとグズついてしまうことがあります。
寝る前はおなか壊しちゃうかもだからダメなのはわかってるけど…
食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい
このとき子供は、食べたい感情とダメなのを分かっている感情が入り乱れている状態です。
なので、「アイスが食べたい」という気持ちに共感することにしました。
食べたいー。
アイス食べたいんだよね。わかるよ。でも夜お腹冷えちゃうからやめたほうが良いよね?
…コクッ(うなずき)
そうすることで、以前より言うことを理解してくれるようになっていったのです。
大事なのは、言われてやめたのではなく自分で選択したと思わせること。人に言われてやることより、自分で決めてやったことのほうが継続できます。
やらされた感を出させないために「〜したほうが良いよね?」と聞くといいですね。
「どうする?」って聞いてあげるのもありです。自ら選択させましょう。
叱る理由を明確に伝える
私たちが実践した4つ目の方法は、娘を叱る理由を明確にすることでした。
理由をハッキリ伝えることで、同じことを繰り返させない効果があるからです。
ママ~歯磨きやだ~。
こんなとき、普通だったら「ダメ!ちゃんと磨きなさい!」と言いがちです。
そうではなく、どうしてダメなのかやらなきゃいけない理由を明確にするようにしました。
そかそか。なんでいやなのか教えて?
めんどくさい~。
(めんどくさいか…)そかそか、めんどくさいよね。でも磨かないと虫歯になって痛い思いをするよ。
このように、ダメな理由を明確にして、子供にも本質を理解してもらいました。
なんでダメか納得できないと、いくら子供でも言うことを聞いてくれません。
理由を明確にすることで、少しずつ「ダメな理由はこれ」と判断できるようになっていきます。
理由を伝えても言うことを聞かないことはもちろんあります。そういうときは、親の感情を伝えるのもおすすめです。
娘が痛くてつらいのはママもつらいの。だから磨いてほしいな。
子供は、大好きなパパやママが悲しむ姿を見たくありません。
理由と一緒に感情も伝えてあげましょう。
また、いつもを言わない
私たちが実践した5つ目の方法は、『また、いつも』のワードを使わないことでした。
なぜなら、このワードを使ってしまうと子供の自尊心を傷つけてしまうからです。
子供の考え方は極端で、100回中1回でもやってることは「いつもやってない」に繋がりません。これは、親が受け止めるべき現実です。
そこで「また・いつも」というワードを使ってしまうと子供の自尊心が傷ついてしまいます。
飲み物またこぼしたの!?なんでいつもそうなの!!
いつもじゃないのに…
このように都合よく物事を考えてしまうため、子供は自尊心に傷がついてしまうのです。
子供は自尊心に傷がつくと、自分に自信が持てなくなってしまいます。
新しいことにチャレンジする意欲も下がるので、大人になってから苦労するかもしれません。
余計な一言は言わずに、娘に伝えたいことを伝えるようにしました。
実際のところ、子供は本当に繰り返してしまうことがあります。
そんなときは、なるべく「また・いつも」を使わずに「どうするのがいいか」を聞いてみましょう。
どうすればいいかを聞くことで、正しいやり方を考えさせられるし、伝えることもできます。
こぼしちゃったね。どうしたら良かったんだろね?
1人時間をつくる
私たちが実践した6つ目の方法は、夫婦それぞれが1人時間をつくることです。
なぜかというと、1人時間でストレスを発散する時間がつくれるからです。
1〜5つ目と違い、6つ目は自分が変わらなくてもストレスを減らしてくれる方法です。
イライラの原因は、自分自身がストレスを溜め込んでるからかもしれません。
- 独身時代はできたことが、子供が産まれてからできなくなってストレス
- テレビ、遊び、家事ふくめ、子育て中心の生活でストレス
『ママ』という仮面をかぶり続けていると、本来の自分をさらけ出す場面がなくなっていきます。
責任感から『もう1人時間はいいか…』と諦めてしまったら、子供が大人になるまで仮面をかぶり続けなくてはいけません。
また、子供との接し方や伝え方を変えたとしても、本来の自分を隠したままでは、いつかは我慢の糸が切れてしまいます。
そうならないためにも、1人時間を無理やりでもつくることが大切です。
- 趣味の時間をつくる
- 友達とランチする
- 夫婦2人の時間を作ってみる
などなど、おばあちゃんやおじいちゃんに娘を見てもらったりして積極的に自分の時間をつくりました。
定期的に育児や家事から開放できる時間を作れば、心に『ゆとり』をもって子供に接することができます。
自分の子供に優しくなりたい…大切なことって何だろう?
「子供に優しくなるための6つの方法」に共通する大切なことは、以下の2つです。
- 何事も選択できる環境をつくる
- 親自身が考え方を変える
何事も選択できる環境をつくる
大切なことの1つ目は、大人になったとき自分で選択できるように環境をつくってあげることです。
- 新しい仕事をお願いされる
- 恋人にプロポーズする・される
- 戸建てを購入
- 転職
このような場面で正しい選択ができるかどうかは、子供のころの環境が影響します。
大人になって自発的に行動ができるかどうかは『子供のころにどれだけ自分で選択してきたか』がとても大事です。
「優しくなるための6つの方法」は、以下のことを意識しています。
- 親が決めずに子供に選択肢を与える
- 正しい選択肢を選べるように導く
- 子供の考えを否定しない
このように「親の言いなり」になるのではなく、「子供自身が自分で選んだ道」と思えるように接することがとても大事です。
自分で選んだ道を突き進んだ子供は、きっと正しい選択を自分でできる大人に成長していくでしょう。
人生は常に選択の連続。難しいかもしれませんが、正しい選択ができるように子供を導きたいと、同じ親としてそう思います。
親自身が考え方を変える
共通する大切なことの2つ目は、自分自身を変えることです。
なぜなら、自分自身を変える方が楽でストレスが無くなるからです。
よっぽどのカリスマ性がなければ、基本的に人は他人を変えることはできません。
相手を変えようと努力したのに変わらないとイライラしてしまいます。
- なんで変わってくれないんだろう
- こんなに頑張っているのに
- 何回言えばわかってくれるのだろう
このように、自分の努力が実らないことにネガティブになってしまうです。
なので、相手を変えようとはせずに、自分自身の考え方を変える意識をもつと楽になります。
考え方を変えると、いい意味で期待しなくて済むのでイライラがかなり減るのです。
自分自身の行動や考え方を変えることで、イライラせずに子供に優しくなれます。
子供に全部変わってもらう必要はありません。自分自身が割り切って100点ではなく80点を目指すような感覚でいましょう。
優しくなったことで起きた私と娘の変化
自分自身が変わることで、優しくなれる方法を実践したところ家族にとある変化が起きました。
- 細かいことを気にしなくなった
- 娘が少し前向きになった
- 娘の成長を感じられた
私自身が細かいことを気にしなくなったので、育児のストレスが激減したのです。
そして、むやみに怒られる回数が減った娘は、少し前向きになりました。
次からはこうしてこうね。
うん。頑張る。
以前なら、「やりなさい!」と叱られて泣いて終わっていたのに、とても大きな変化ですよね。
また、期待値を下げたことによって、娘の小さな成長にもきづけるようになりました。
これには、『ある本を読んで実践したこと』も大きく影響しています。
それは、『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』という書籍です。
この書籍には「育児に正解はない」を大前提に、コーチングという接し方を意識し子供に正しい声がけをすることが書かれていました。
その正しい声がけが、結果的に子供と親の「自己肯定感」を上げるという内容です。
わたしにだって娘の行動に対してイライラしていて優しくなれなかった時期があります。
そんなときにこの書籍に出会い、正しい声がけを学んだことで、結果的に「子供に優しく」なることができました。
子供の自己肯定感を上げるのは思い出の数?
子供の自己肯定感を上げるためには、家族の思い出をどれだけ残せているかが重要です。
小さい頃の「家族の思い出」は、大人になってからの子供の心の支えになります。
おすすめの思い出の残し方は、『写真』に残すこと。
内閣府の調査によると、令和元年に成人を迎えた600人の男女のうち、73%の人が「子供の頃の写真を見返すことで自己肯定感を得られる」ことが分かりました。
※参考:PRTimes
「笑顔いっぱいな幼い自分」や「家族と幸せそうに写っている姿」を見て、「こんなにも愛されていたんだ」と感じるのです。
逆に、もし家族写真が少ないと、子供は『パパママに愛されていなかったのでは』と思ってしまいます。
親子の関係性は、大人になっても影響します。大人になった娘には、愛情をもって育てたんだよってわかってほしい。そんな思いでわたしたちは家族の写真を残しています。
もし、大切な思い出を残したいなら、出張撮影に依頼するのもおすすめです。
「出張撮影」は、自分の好きなところへカメラマンが出張してくれるサービス。
- 子供との思い出の場所で撮影できる
- 家族にとって特別な場所で撮影できる
- カメラマンが撮影してくれるので家族全員が写真に写れる
育児で忙しくても、出張カメラマンなら家の近くまで出張してくれます。
正直、子供がぐずったりしてしまうのって、『パパ・ママ』がかまってくれないからっていう場合もあるんです。
普段かまってもらえてなくても、もし子供が主役の写真撮影をすれば、
『ぼく(わたし)のことをすごい見てくれる』
と思ってくれるかもしれません。
撮影した写真を子供と一緒に見る時間もまた、『親子の愛情を深める素敵な時間』になります。
撮影がきっかけで、親子の関係性も少しずつ好転しますし、将来、子供の心の支えになるなら、家族写真を撮影する価値はありますよね。
わたしたちは、出張撮影で娘のハーフ成人式記念を撮影しました。
親子にとって特別な時間を過ごせましたよ。体験談はこちら。
もう少し気軽にプロカメラマンの撮影を体験したいなら、Famm(ファム)の無料撮影会というイベントに参加するのもおすすめです。
Fammの無料撮影会は、家族写真共有アプリ『Famm(ファム)』で有名な「株式会社Timers」がおこなっているイベントです。
いろんな地域で定期的におこなっているので、プロカメラマンの撮影をぜひ体験してみてくださいね。
関連記事:Famm(ファム)無料撮影会の評判・口コミまとめ!
まとめ:子供の自尊心を大切にして優しくなろう
子供にやさしくなるためには、子供の「自尊心」を傷つけずに「自己肯定感」を高めることが重要です。
- 子供が自ら選択できる環境をつくること
- 親自身が考え方をかえて子供と接すること
子供を親の言いなりにせずに、子供に選択肢を与えられるような関係性になることがとても大切です。
子供に優しくなれる6つの方法は、以下のとおりです。
- 大人基準で考えない
- 怒りそうなときは6秒待つ
- 気持ちに共感する
- 叱る理由を明確に伝える
- 「また・いつか」を使わない
- 1人時間をつくる
>>子供に優しくなれる6つの方法を見てみる
>>優しくなったことで起きた私とを娘の変化を見てみる
子供の自己肯定感は、「家族との思い出の数」が多ければ多いほど上がると言われています。とくにおすすめなのは、「写真」で思い出を形に残すことです。
ぜひ、参考にしてみてください。
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