七五三、やらない選択肢ってあるのかな?
七五三をやらない家庭は、全体の20〜30%です。意外と多いですよね。
七五三は子どもの成長記録。
そう分かっていても、育ってきた環境や考え方によって、七五三をやらない家庭が増えています。
本来、七五三は「やらなきゃいけないもの」あるいは「やってあげたいもの」と認識されています。
ただし、家庭の事情(とくに金銭面)で、やりたいけどできない家庭があるのも事実です。
もちろん、すべてがそうではなくて、なかには「やる必要はない」とキッパリ決めている家庭も。
さて、この記事では、七五三をやらない選択肢や後悔などを、さまざまな人の体験談をもとに紹介します。
- 七五三はやるべき?
- どんな後悔が残る?
- 安く撮影する方法はないの?
といった情報や悩みを解決できる内容です。
結論、七五三はやらなくてもいいし、やってもいいです。ただ、お子さんとの思い出として、「もし予算内に収まるならやってあげたいよね」っていうレベルかなと。
やらない選択肢をとる前に、なにか方法はないのかを知っておくだけでも納得感が変わってくると思いますよ。
ちなみに、金銭面でお悩みでしたら「出張カメラマンのロケーションフォト」も選択肢のひとつです。
- もらえる写真データは75枚以上
- 2〜4万円以内で撮影可能
- スタジオでは撮影できない子どもの自然な写真
上記のとおり、多くの写真データがもらえるのに、撮影料金がスタジオより安いところが一番のメリット。
スタジオでは撮影できない、「お子さんの自然体な笑顔」や「お参り姿」が撮影できます。(※詳しくは以下の記事を参考に)
実際に七五三のお祝いをやらなかった家庭の割合
まずは、実際に七五三のお祝いをしなかった家庭の割合を見ていきましょう。
ちなみに、2020年のコロナ禍で七五三のお祝いをしない方が増えています。
とはいえ、コロナ以前でも七五三をやらない家庭はいるので、密な環境を避けるためだけが理由ではなさそうです。
実際に数値で割合を見ていきましょう。
コロナ前の七五三
まずは、コロナ前の七五三お祝い状況を見てみましょう。
対象期間:2015年
調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
有効回答数:1,482名
ベネッセのアンケートでは、1,482名中311人(21%)の保護者が『お祝いの予定はない』と回答。
お祝いする保護者の回答では『家族写真』や『お食事会』『お参り』などを予定する人が多い印象。
しかし、予定がないと回答した人は全体の5分の1を占めており、正直多いな…という印象でした。
予想外。
何かしらお祝いの形をとるかと思ったのに…。
七五三って当たり前にやるもんだと思ってたから、意外な結果。さまざまな事情が隠れてそうだね。
コロナ後の七五三
次は、コロナ後の七五三お祝い状況です。
※今年(2021年)七五三のお祝い対象の子どもがいるママ990名に「コロナ禍の七五三に関する調査」
コロナ禍真っ只中の2021年、990人のママさんを対象にしたアンケートで、261名(26.4%)が『お祝いの予定なし』と回答。
2015年とそんなに変わりませんが、多少増えているのは「密な環境を避けたい」という思いからでしょうか。
当時は、人混みなんて絶対にいけないような状況だったもんね。
そうだね。
お参りも人が多くなるし、感染が怖いから子ども写真館での撮影を見送った人も多かったと思うよ。
七五三をやらなかった後悔
七五三をやらない家庭も多い中、結果的に「後悔」が残ってしまうケースもあります。
ここ数年で後悔していることと言えば、息子の七五三をやってあげられてないことだね( ・ω・)
— 美紀 (@minnie24681012) September 18, 2023
3歳の時は、娘のオマケで、ちょっと一緒に撮ってみようかなって思っただけだし、5歳の時は、離婚だなんだと、バタバタの境地を通り越してたし、今、7歳だけど、今さら感半端なくて、、、
うーん( ・ω・
3歳の七五三をやらず、一番かわいい時期を逃してしまったという後悔です。
とくに、男の子の「3歳」の七五三はやらない家庭が多い印象を受けました。
ただ、結局「かわいいから撮っておけばよかった…」と、あとになって悔やむ方も多かったです。
七五三は、元をたどれば「子どもが無事に成長しますように」という願いが込められて、おこなわれていました。
しかし、現在では子どもの成長を残すための行事に変わりつつあります。
息子。3歳。
— よしろー ✨3y♂️&1y♀️ (@yoshiro_68513) November 27, 2022
被布を着せたいが為に七五三😊
バースデーフォトと一緒に撮ってもらった👍
お被布とお着物を夜な夜なチクチク頑張って作ったから褒めて欲しい。誰かー!(笑)
写真で見る分にはアラはばれてないでしょ!!🤣
息子3歳おめでとう❤️ pic.twitter.com/S7q7s74Imk
3歳の男の子、可愛いですよね。(笑)もちろん、性別、年齢問わず思い出は残しておきたいものです。
ただ、子ども写真館だと5〜10万円ほどはかかってしまうし、正直高くて手がでない…という人も多いのではないでしょうか。
もしお金で悩んでいるなら、出張カメラマンのロケーションフォトも選択肢のひとつです。
スタジオアリスよりも安い(2〜3万円程度)ですし、より自然体なお子さんの写真が残ります。
七五三のロケーションフォトに関しては、以下の記事でまとめてるので、参考にしてくださいね。
七五三をやらなかった理由
ここからは、実際に七五三をやらなかった理由を細かく見ていきましょう。
- お金がないからやらなかったから
- 2回やる必要性を感じていないから
- 七五三をやらない家庭で育ったから
- コロナ禍でできなかったから
お金がないからやらなかった
長男の七五三撮影したいな。
— 塩🧂@🧢🧢+🥚 (@SK11_7) October 6, 2023
でもお金がな、ないんだよ…..ほぼ仕事してない上に値上がりの打撃がすごくて貯金も切り崩してたし、次の出産費用諸々考えると……でも1回きりの3歳七五三……絶対やらないと後悔する
七五三をやらなかった1つ目の理由は「お金がないから」です。
七五三写真を見れば、お祝いしてもらったことが一目瞭然。
ただ、スタジオアリスのような子ども写真館だと5万〜10万円ほどかかってしまいます。
写真撮影だけでそこまでお金を出すのは難しく、結果的に「七五三をやらなかった」という結果に。
確かに、わたしたちも娘の7歳の七五三は7万くらいしたね…。
なかなか高額だよね。出張カメラマンを読んでお参りだけ撮影すると半額くらいになるけど、知らないとスタジオアリスしか選択肢がないもんね。
関連記事 七五三でおすすめの出張撮影3選!撮影事例から必要な準備までを徹底解説>>
2回やる必要性を感じていないから
七五三をやらなかった2つ目の理由は、2回やる必要性を感じていないから。
調べてみると、男の子の3歳の七五三をやらない家庭が多かった印象です。
やらない理由は…
- 小さすぎて撮影が大変そう
- 着物を着たがらない
- やぱりお金が…
など、さまざま。
やらなかった後悔で解説しますが、七五三のなかでも3歳はもっとも特別でかわいい時期です。
そんな可愛い姿を残すために、写真撮影だけでもすればよかったというパパママさんがとても多い印象でした。
女の子なら3才・7才、男の子なら3才・5才と2回撮影するもんね。とくに男の子は5才まで期間がそんな空いてないからお祝いしなくても…って人が多いんだろね。
たしかにね。
ここに関しては、どれだけ子どもの記念写真を残したいか…人によるよね。
七五三をやらない家庭で育ったから
七五三をやらなかった3つ目の理由は、もともと七五三をやる家庭で育ってないから。
地域や宗教によって、七五三自体のお祝いをやらない家庭があります。
幼いときに七五三を経験していない親の場合、そもそもやる必要がないと考えるケースも。
家庭環境は人それぞれ。
コロナ禍でできなかった
最後の理由は、コロナ禍で七五三撮影自体を見送ったからです。
コロナ後の七五三でも解説したとおり、コロナ禍の2021年では約26%の家庭が「七五三の予定なし」と回答。
本当はお祝いをしたかったけど、
- 密な環境が怖い
- 祖父母に感染させたくない
などの理由で断念するケースも。
今ではコロナガイドラインもあり活動的になりましたが、まだまだ不安が残るのも事実です。
とくにお食事会とか人が室内に集まるのはまだまだ抵抗があるかもね。
一方で、密な環境を避けてロケーションフォト(神社での写真)を撮る人も増えたみたいだよ。
そもそも七五三はなぜやる?
ちなみに、七五三ってそもそもなんでやる必要があるのでしょうか?
『昔から七五三はやらなきゃいけないもの』として時期がきたら何も考えずにやってました。
実際の意味を知ることで、やるやらないの選択が少しは楽になるかもしれません。
一般的に祝えている七五三の由来はこんな感じ▼
七五三の由来には諸説ありますが、平安時代の頃から宮中で行われていた3つの儀式が基になっているそうです。現代に比べて医療の発達が未熟で衛生面もよくなかった昔は、子どもの死亡率がとても高く「7歳までは神のうち(神の子)」として扱われ、7歳になって初人として一人前であると認められていました。
子どもが無事に育つことは大きな喜びであり、親として健やかな成長を願わずにはいられないものでした。それゆえ、3歳、5歳、7歳の節目に成長を神様に感謝し、お祝いをしたことが七五三の由来とされており、やがて江戸時代に現在の七五三の原型として武家や商人の間に広まったといわれています。
それが明治時代には「七五三」と呼ばれて庶民にも広まり、大正時代以降に現在のような形ができあがったとされる説が有力です。
引用:スタジオアリス
『子どもが無事育ってくれるように親がお祈りする行事』として生まれたのが七五三です。
今は医療の発達で、7才以上生きられるお子さんがほとんどですが、昔は子どもの成長が「奇跡」でした。
医療が発達している今『神頼み』をする必要はなく、やるやらないの判断は本人次第です。
なるほどね。でも昔は子どもの成長がほんとうに尊いものだったんだね。
うん。今でも子どもの成長はかけがえのない大切なものだよね。
七五三をやらない選択肢をとる前に考えるべきこと
七五三をやらない選択肢をとる前に考えるべきことは、以下の3つです。
- 七五三の写真はその時しか撮れないことを認識する
- 七五三撮影を逃すと次に記念撮影するのは成人式
- 七五三の思い出がない子どもが将来どう思うか
七五三の写真はその時しか撮れないことを認識する
考えるべき1つ目は、七五三の写真はその時しか撮れないと認識することです。
子どもの成長はとても早く、気付いたときには歩けるようになり、歯が生えかわり、あっという間に大人に。
そうなると、意識しなければ瞬間瞬間の子どもの成長を見逃してしまうことも増えてきます。
とくに七五三は、着物を着る数少ない行事。
純粋にかわいい(笑)ので、できれば撮影したいなって思う方が多いのも、無理はないかなと思います。
ですので、「小さな着物姿は今しか撮影できない」ということは、しっかり把握しておきましょう。
七五三撮影を逃すと次に記念撮影するのは成人式
考えるべき2つ目は、七五三撮影を逃すと次に記念撮影するのは成人式だということです。
子ども行事はたくさんありますが、そのほとんどが7才までに終わってしまうものばかり。
七五三を最後に、着物を着て撮影する次の機会は約10年後の『成人式』になります。
入学、卒業を入れれば何度かチャンスありますが、盛大にお祝いできるのは七五三までです。
もっと言うと、七五三の前はハーフバースデーや1才の誕生日などになるので、成人式までかなり間が空いてしまいます。
もちろん、普段から子どもや家族の写真を撮影している家庭ならそこまで気にする必要はありません。
とはいえ、正式な記念写真となるとだいぶ間が空いてしまうのは事実です。
やっぱり着物とか振袖のような「正装」は女の子にとって特別なもの。あとあとになって着とけばよかったな…て思う人もいるかもしれません。
七五三の思い出がない子どもが将来どう思うか
考えるべき3つ目は、七五三の思い出がない子どもが将来どう思うかということ。
子ども行事の記念撮影が少ない子どもは、『さみしさ』を感じてしまう恐れがあります。
もちろん、ある程度大人になればやむを得ない事情でお祝いしなかったと理解はできるかもしれません。
とはいえ、心の片隅では、
- めんどくさかったのかな?
- なんで自分だけお祝いされてないの?
といった気持ちになり、すこしさみしい気持ちになる可能性もあります。
もちろん、全員がそうではないため、ひとつの考え方として把握しておいてくださいね。
七五三撮影やお祝いをやった先にある未来
では、七五三をお祝いした先にはどんな未来が待っているのでしょうか。
大人になって、はじめてやってよかったと思うことも。
七五三と成人式の着物姿を見比べて、自分自身の成長を感じることができます。
また、七五三の写真も含め思い出の数が多いと子どもの『自己肯定感』が上がると言われています。
自己肯定感とは、自分自身を認められる感情のこと。自己肯定感があると、ポジティブにものごとを考えられるようになります。
内閣府の調査によると、令和元年に成人を迎えた600人の男女のうち、73%の人が「子供の頃の写真を見返すことで自己肯定感を得られる」ことが分かりました。
※参考:PRTimes
「笑顔いっぱいな幼い自分」や「家族と幸せそうに写っている姿」を見て、「こんなにも愛されていたんだ」と感じるのです。
逆に、もし家族写真が少ないと、子供は『パパママに愛されていなかったのでは』と潜在的に思ってしまうとのこと。
この考え方も、全員に当てはまるわけではありません。ただ、「家族の思い出が多いほうがいいよ」ということは認識しておきましょう。
大人になった子どもが、自分自身を認めてあげられる、ポジティブな大人になれるように。
少しでも多くの思い出を残してあげることで、子どもの未来が明るくなるでしょう。
まとめ:七五三をやらないで後悔する前に一度考える
七五三をやらない人の割合は、全体の20%以上です。
七五三をやらない理由は、以下のとおりです。
- お金がないからやらなかったから
- 2回やる必要性を感じていないから
- 七五三をやらない家庭で育ったから
- コロナ禍でできなかったから
後悔してしまう人もいるなかで、七五三をやらない選択肢をとる前に考えるべきことは、以下の3つです。
- 七五三の写真はその時しか撮れないことを認識する
- 七五三撮影を逃すと次に記念撮影するのは成人式
- 七五三の思い出がない子どもが将来どう思うか
子どもの自己肯定感を上げるのは『家族との思い出』。愛情をたっぷり感じてもらえるように、写真撮影だけでも検討してみてはいかがでしょうか。
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